© 新華社南京大学、光中継を用いて量子ネットワークを構築
人工衛星や高高度巡航無人機、小型無人機、地上局からなるグローバル量子ネットワークのコンピューター生成画像。(資料写真、南京=新華社配信)
【新華社南京1月21日】中国南京大学は19日、同大の固体微細構造物理国家重点実験室の祝世寧(しゅく・せいねい)中国科学院院士(アカデミー会員)が率いるチームがこのほど、無人機2機を編成し、光中継により、1キロメートル離れた二つの地上局間で、もつれ光子を配送するのに成功したと明らかにした。マルチノードモバイル量子ネットワーキングの実現可能性を示すもので、量子ネットワークの実用化に向けた重要な一歩となる。
チームは昨年、世界で初めてとなる単一の無人機と二つの地上局の間でもつれ光子の配送を実現し、中国の学術誌「国家科学評論(National Science Review)」に研究成果を発表した。祝氏は「われわれの目標は量子ネットワークを構築することであり、それには無人機を1から2へと増やしていかなければならない」と述べた。
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中国科学院の祝世寧院士チームと無人機2機。赤い服を着ているのが祝世寧院士、左から5人目が龔彦暁教授、右から6人目が謝臻達教授。(2019年8月12日撮影、南京=新華社配信)
事業責任者の謝臻達(しゃ・しんたつ)教授は「情報ネットワークを構築するには中継に頼らざるを得ないが、中継には損失が小さく、忠実度が高いことが求められる。チームでは、損失を減らすために初めて光中継を用い、無人機を追加して、1機目の無人機と地上局との間の光中継ノードとした」と説明した。
同じく事業責任者の龔彦暁(きょう・げんぎょう)教授は、複数回にわたる実験を通じ、チームは光中継が光子対のもつれ特性を高く維持し、有効な量子ネットワークであることを証明したと述べた。
研究成果はこのほど、国際的学術誌「Physical Review Letters」に掲載された。